ゆうせんおんがく
遊船音楽
国内
場所・異界
- どんな話か
- 秋の夜に湖の面から船遊びの楽の音が聞こえ、滅んだ一族の女性たちの霊のしわざとされた。
- 細部
- 近江の安土城跡では、秋の夜になると湖の水面のほうから船遊びの楽の音が流れてくると言い伝えられてきた。これは明智の乱によって滅んだ織田家の奥向きの女性たちの怨霊が奏でるものだと解されている。姿を現す怪ではなく、ただ音だけが届くという形をとっている点に特色があり、敗者の記憶が重なる城跡と、夜の湖という場所柄が語りを支えている。
- 広まり方
- 1920年の『郷土趣味』に載った磯貝宗楽「各地の七不思議(下)」に、その地の不思議の一つとして挙げられている。
- 地域
- 滋賀県近江八幡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ