ゆうれいかいどう
幽霊街道
国内
場所・異界
- どんな話か
- 平湯峠から広瀬へ至る尾根道は幽霊街道と呼ばれ、正体を確かめようと野宿した百姓の枕元を「御仏米を食べているのでとれない」と語る一団が通り過ぎたという。
- 細部
- 国府町にある平湯峠から広瀬に至る尾根道は、いつの頃からか夜中になると得体の知れないものが通ると噂されるようになり、幽霊街道と呼ばれるようになった。ある時、この噂の正体を確かめようと考えた百姓が、仲間を誘って尾根まで出向き、夜通しそこで野宿を試みた。すると夜更けに、数十人ほどの一団が枕元のすぐそばを通っていった。彼らは「御仏米を食べているのでとれない」と口々に唱えながら過ぎ去っていったという。何を意味する言葉なのかは判然としないまま、この道の異名だけが語り継がれている。
- 広まり方
- 1935年の『ひだびと』掲載、代情山彦「山小屋のむかし話」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ