さかえむらのあしのないゆうれい
栄村の足のない幽霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 恨みや子への未練から出るとされ、白装束や上半身だけの女の姿で家に現れると語られた。
- 細部
- この村で語られた幽霊像は一様ではない。生きているうちに抱いた恨みを晴らすために現れるとする説明では、髪をほどき白い着物をまとった女が、両腕を力なく垂らし、足を持たない姿で立つとされる。一方で、幼い子を残した母親が未練から戻るという話もあり、こちらは腰から下がなく、手拭いを頭にかぶった女として語られる。出る場所はいずれも家の中や屋敷の内側である。ただし同じ村の聞き取りには、出る理由も姿も場所も定かでないという答えが複数含まれており、像が固まっていなかったことも分かる。
- 広まり方
- 1988年刊の『長野県史 民俗編 北信地方』第一章「俗信」第五節の妖怪・幽霊の項に、複数の聞き取りとして並んでいる。
- 地域
- 長野県栄村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ