こしじょうのゆうれい
腰城の幽霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 腰城の墓地で男が死者の冷たい手に急所をつかまれた話で、正体は後添えを妬む亡き本妻の霊とされ、家の入口を守る札を外させようとした。
- 細部
- 腰城にあるラントウと呼ばれる墓所で、ある男が何者かに体の大事な部分をつかまれるという出来事があった。驚いて確かめてみると、それは冷たい死者の手であり、正体は亡くなったその家の本妻の霊だったという。本妻の霊は、生前の夫が迎えた妾を深く恨んでおり、妾の命を奪おうとしていたが、その家の入口には魔除けのお守り札が貼られていて中に入ることができずにいた。そこで男をつかまえ、入口のお守り札をはがしてくれるよう頼んできたのだというのが、この出来事の顛末である。嫉妬に燃える死者の霊と、それを防ぐお守り札の力とが対になって語られる話である。
- 広まり方
- 『伝承文芸』2001年掲載、國學院大學民俗文学研究会「新潟県佐渡郡畑野町昔話集」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ