おみむらのぼちといどのゆうれい
麻績村の墓地と井戸の幽霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 非業の死を遂げた者や因縁を負う女が、生者に何かを告げるため姿を見せるという。
- 細部
- この村では、寿命をまっとうできずに死んだ者や、深い因縁を残した女が、伝えたいことがあって現れるのだと考えられていた。姿は足を持たず、髪を振り乱し、手も顔も白いとされる。出るのは墓地や井戸のほとりで、いずれも生と死の境に近い場である。恨みを晴らすというより、言い残したことを生者へ届けに来る存在として捉えられている点に、この土地の死者観がうかがえる。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の俗信の章、幽霊の項に収められている。
- 地域
- 長野県麻績村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ