ゆりわかだいじん
百合若大臣
国内
場所・異界
- どんな話か
- 百合若大臣、あるいは巨人が弓を射て岩に穴を開けたとする伝説が妙義山周辺に残っている。
- 細部
- 妙義山にある射貫岩には、百合若大臣にまつわる伝説が残っている。かつて百合若大臣は松井田の里はずれから弓を引き絞り、この岩に向かって矢を放ったという。力を込めて踏ん張った際にできた足跡は石となって今も路傍に残り、正面にそびえる岩には矢が突き通ったという穴が今も口を開けている。また別の伝えでは、昔ある巨人が碓氷川をまたいで立ち、砂技という場所に向かって弓を射たとされる。その矢によって中木山に穴があき、これは今も星穴と呼ばれている。矢が落ちた場所は下仁田の矢川と呼ばれ、このときの足跡と伝わる窪みも今なお残っているという。
- 広まり方
- 旅と伝説(1930年)所収、柳田國男「伝説と習俗」と、茨城の民俗(1992年)所収、今瀬文也「ダイダラ坊考」に記録がある。
- 地域
- 群馬県安中市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ