いいやまのうらみとみれんのゆうれい
飯山の恨みと未練の幽霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 恨みや未練を残した死者が女の姿で現れるとされ、飯山では十三件もの聞き書きが集まっている。
- 細部
- この土地では、死んだあとも成仏できない者が現れるという語りが数多く集められている。理由として繰り返し挙がるのは、生前に負った恨みを晴らそうとする心と、この世に残した未練で、なかには幼い子への情が断ち切れない母親が出てくるという語りもある。姿の描き方は一致していて、髪を振り乱した着物姿の女で、両腕を体の前に力なく垂らし、足がないとされる。現れる場所は家の中や屋敷内、墓地、川べりや湖のほとり、道端、そして木の下、とりわけ柳の根方が挙がる。一方で、姿も場所も定まらないとする語りや、なぜ出るのかは分からないと率直に答えた話者も複数いる。
- 広まり方
- 1988年刊の『長野県史 民俗編 北信地方』第一章俗信、第五節妖怪・幽霊の項に、十三件の聞き書きとして収められている。
- 地域
- 長野県飯山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ