たかやましのはちとすぎしたのたから
高山市の蜂と杉下の宝
国内
人型の怪異
- どんな話か
- ある家の祖先が見た夢で、自分の耳から抜け出た蜂が杉の下にとまり、不審に思ってその根元を掘り返すとたくさんの財宝が見つかり、一家はにわかに富み栄えたと伝わる。
- 細部
- 高山市に住むとある家に伝わる祖先の話である。その祖先はある時、自分の耳から一匹の蜂が抜け出していく夢を見た。蜂は飛んでいって近くの杉の木の下にとまり、そのまま動かなくなったという。目を覚ましたその人は、夢の中で蜂が止まった場所がどうにも気にかかり、実際にその杉の下を掘ってみることにした。すると土の中から思いがけず多くの宝物が出てきて、この家はそれによって大金持ちになったのだと伝えられている。夢に現れた小さな生き物の行き先が、そのまま富の在り処を示していたという話である。
- 広まり方
- 1939年の『民間伝承』掲載、織田善雄「味噌買橋に就て」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ