ゆめまくら
夢枕
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 享保年間、金毘羅山麓の禅寺が清少納言の塚跡に鐘楼を建てようとしたところ、住職の夢に官女が現れ和歌で残すよう訴えたという。
- 細部
- 讃州金毘羅山のふもとにある禅寺では、享保のころ、洪鐘を据えるための場所を探していた。ちょうど清少納言の塚だと伝えられていた場所が候補にあがり、そこに鐘楼を建てようという話が持ち上がる。ところがその夜、この寺の住職の夢枕に、たいそう美しい身なりをした官女が立った。官女は和歌を一首詠み上げ、どうかこの塚だけは壊さずに残してほしいと住職に訴えかけたのだという。目覚めた住職はただならぬ夢だと受け止め、この出来事は寺に伝わる話として残された。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第二期1974年刊、百井塘雨の随筆「笈埃随筆」に記されている。
- 地域
- 香川県琴平町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ