ゆきおんな
雪女
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 正月の餅つきの支度をしていた老婆の前に、雪にまみれた色白の女が現れ、怒鳴ると姿を消して雪上に足跡だけが残ったという。
- 細部
- 正月を目前に控えたある年のこと、一人の老婆が餅をつく支度に追われていた。ふと軒先のあたりに人の気配らしきものを覚えたため、障子を開けて外をのぞいてみると、雪をかぶった色白の美しい女がひっそりと立っていたという。驚いた老婆が思わず大声を上げて怒鳴りつけると、女の姿はかき消すように見えなくなり、あとに残っていたのは雪の上に点々と続く足跡だけであった。この一件を耳にした村人たちは、これこそ雪女の仕業に違いないと噂し合い、恐れをなしたと伝わる。同様の話が異なる時期に複数の記録者によって書き留められていることから、美山町一帯で広く語り継がれていた伝承であったことがうかがえる。
- 広まり方
- 1987年および1994年の『近畿民俗』所収、西浦左門「丹波美山口碑集」「丹波美山の言葉と民俗」にそれぞれ記録がある。
- 地域
- 京都府南丹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ