ちののゆきおんなのきばし
茅野の雪女の木橋
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 積もった雪から生じる女の霊で、人に害はなく杣人の木を運んで橋にすると語られる。
- 細部
- この土地の雪女は人をとって食うような荒い存在ではなく、雪そのものが姿をとったものだと考えられている。杣人が伐り倒した大木を山に残しておくと、夜のうちにそれが鋤柄の谷へ横たえられ、渡るための橋になっていることがあるといい、これを雪女の仕業と見る。実際に見たと語る古老によれば、はっきりした姿ではなく夢のなかのように影がちらちらと揺れて見えただけだという。害をなさない代わりに人の役に立つ働きをする点で、他所の恐ろしい雪女像とは趣が異なる。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、高橋宏一「蓼科山紀行」に記録がある。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ