しばたのよびもどされるししゃのそせい
新発田の呼び戻される死者の蘇生
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 死者が生き返る前に呼び戻される、あの世で船を見て引き返す、寺の門前で追い返されるなど蘇生の体験談が伝わる。
- 細部
- 死者がよみがえる直前には、家族に名前を呼ばれて戻ってきたり、あの世で知人に押し戻されたり、寺で神様に追い返されたりするのだと語られている。実際に納棺した後で皆が名を呼び続けたところ息を吹き返し、その後長く生きた例もある。姑と折り合いが悪く川に身を投げた友人に夢で誘われ、川岸の舟に乗ろうとしたが見知った顔ぶれに気味悪くなって断ったという話や、海で溺れた男が魂となって家に戻ったのち寺の山門で白髭の老人に「来るな」と追い返されて助かったという話も伝わる。あの世で忙しく働く知人の姿を見て引き返したという体験談もある。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』第2編「臨終」の項に森谷周野が記録した。
- 地域
- 新潟県新発田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ