じょうえつのかわをわたれぬよみじがえり
上越の川を渡れぬヨミジガエリ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 臨終の際に花咲く場所や井戸の底へ向かう感覚を覚え、川のほとりで呼び戻されて蘇生したという体験談。
- 細部
- 上越市には、臨終間際の体験として語られるヨミジガエリの話が伝わる。ある例では、草花がたくさん咲いている場所でホトケ様に「来い」と呼ばれ、その声に導かれて川のほとりまで行ったものの、水かさが多くて渡ることができず引き返したという。別の例では、井戸の底へどこまでも下りていくような、夢を見ているような感覚のまま川の縁までたどり着いたところ、名前を呼ぶ声がして我に返ったと語られている。いずれも川を渡りきれずに戻ってきたことで一命を取り留めた体験として記録されている。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』1982年、森谷周野による第2編第2章第4節「臨終:ヨミジガエリ」の記述にある。
- 地域
- 新潟県上越市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ