はつかいちのうみからよぶこえ
廿日市の海から呼ぶ声
国内
場所・異界
- どんな話か
- 海の方から「こっちへ来い」と呼びかける声がして、それに応じて出て行くと命を落とすとされる。
- 細部
- 海に面した土地では、どこからともなく「こっちに来い」と呼びかけてくる声を耳にすることがあるという。うっかりその声に引き寄せられて出て行ってしまうと、命を落とすことになると恐れられてきた。実際に、何十年か前にはこの声に応じてしまったために亡くなった人がいたとも語り継がれている。姿の見えない何かが海辺から人を招き、応じた者だけが害を受けるという点で、うかつに声のする方へ近寄ってはならないという戒めとして今に伝わっている。
- 広まり方
- 1992年の『広島民俗』に掲載された栗原秀雄「『あやかし』―宮島町の口頭伝承から―」に記録がある。
- 地域
- 広島県廿日市市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ