やざえもんやしき
弥左衛門屋敷
国内
場所・異界
- どんな話か
- 病で寝込んだ主に代わり、愛馬に請われた妙見様が一夜で田植えを済ませたと伝わる屋敷跡。
- 細部
- 親沢から笠原へ抜ける峠のふもとに、弥左衛門という富裕な家があった。主はなんたらこまという栗毛の馬をことのほか可愛がっていたが、ある年、悪い病が広まって一家がそろって床につき、田植えの遅れを嘆くばかりだった。ある晩その馬が姿を消し、明けてから蹄の跡を追うと弥左衛門の田へ続き、植え付けはすっかり終わっていた。さらに跡をたどると馬は妙見様の祠の前で草を食んでおり、木像は腰から下が泥だらけだった。馬に頼まれた神が代わりに働いたのだと村人は拝んだ。八幡様だとする者もいる。
- 広まり方
- 1987年刊行の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』所収、細川修・松本清人による城と屋敷の伝説の項による。
- 地域
- 長野県小海町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ