やつがたけ
八ヶ岳
国内
場所・異界
- どんな話か
- かつては富士より高かったが、姉妹の争いで頭を叩き落とされて今の姿になったという山の由来譚。
- 細部
- この山と富士は姉妹の神で、姉にあたるこちらのほうがもとは高かったと語られる。あるとき阿弥陀がやって来たのを機に、こちらから富士の方へ水が流れることになった。ところが妹神のほうが力に勝り、姉神の頭を打ち据えたところ峰が吹き飛んでしまい、以来この山は富士より低く、頂が幾つにも割れた形になったという。二つの山の高さの差と、峰が連なる特徴的な稜線を、神々の力比べの結果として説明する伝説である。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、山の伝説の項に記録がある。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ