やたけいわ
やたけ岩
国内
場所・異界
- どんな話か
- 崩れ落ちるたびに人が死ぬとされ、落ちた側の村から死者が出ると伝えられた岩山。
- 細部
- 村の西方に、切り立つように聳える岩がある。この岩山が崩れると人が死ぬといわれ、しかも落石がどちら側へ落ちたかによって死者の出る村が決まるとされた。自分の村の側へ落ちれば自村の者が、隣村の側へ落ちればその村の者が死ぬというのである。岩が崩れるという自然現象を、死の予告として読み取る作法がここにある。方角と結果が対応しているため、崩落を目にした者はただ驚くだけでなく、どちらへ落ちたかを確かめずにいられなかっただろう。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、細川修と松本清人による石の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県長和町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ