やしゃ
夜叉
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 出雲市周辺で漁師を指して夜叉と呼んだ俗称。もとは山や海辺に暮らす人々への呼び名であり、鬼という言葉と同様の由来を持つとされる。
- 細部
- 出雲市周辺では、漁師のことを俗に夜叉と呼ぶ言い方があったとされる。この夜叉という言葉はもともと鬼を指す語であり、さらにさかのぼれば山あいに暮らす住民一般を指して鬼と呼んでいた古い呼称に由来するのではないかと考えられている。鬼という言葉が恐ろしい存在を意味するようになったのは後の時代の考え方であって、もとは単に山に住む人々を指す呼び名にすぎなかったという見方が示されている。同じような発想が海沿いに暮らす人々にも当てはめられ、出雲地方ではそれが夜叉という言葉に置き換えられて定着したものと推測されている。
- 広まり方
- 1919年の『民族と歴史』誌に、喜田貞吉が民俗短信として書き留めた記録がもとになっている。
- 地域
- 島根県出雲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ