やおべくさん
八百ベクサン
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 父が竜宮からの土産に持ち帰った人魚の肉を食べた娘が年を取らなくなり、米を持って粟島の穴に入ったという。
- 細部
- 三豊市に伝わる話によると、十八歳になる食いしんぼうな娘がいたという。ある年の十一月十五日、娘の父はリウグウサンに招かれ、そこで人魚を料理したものを土産としてもらい受けて帰ってきた。父の目を盗んで娘がこれを食べてしまったところ、以来まったく年をとらなくなってしまったのだという。行き場を失った娘は、米を携えて粟島さんの穴へと入っていったと伝えられている。この粟島さんの穴は、西伯郡彦名村にあるとされる。人魚の肉を食べて不老になるという、全国に見られる八百比丘尼系の伝説の一つである。
- 広まり方
- 1959年の『伝承』所収、堀井度「粟島の(弓浜)の八百ベクサン」に記録がある。
- 地域
- 香川県三豊市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ