もとすのおおぐいやまんばのよめ
本巣の大食い山姥の嫁
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 本巣市に伝わる話で、飯を食わせぬ約束で娶った働き者の妻の正体が山姥と知れ、谷底へ落ちて死んだという。
- 細部
- 本巣市に伝わる山姥の話では、山奥で見かけた美しい女性を、飯を食わせなくてよいという条件つきで妻に迎えた男の逸話が語られている。この女はよく働くうえに次々と子どもを産み、申し分のない嫁のように見えた。ところがある日、男が障子に小さな穴をあけてこっそり様子をうかがってみると、そこにいたのは大量の飯を平らげる大食いの山姥の姿だった。正体を見破られたことを悟った山姥は山の中へと逃げ込んだが、その途中で足を滑らせるなどして谷底へ転落し、命を落としてしまったという。男はその後、あれほど働き者のよい嫁はもういないと嘆き悲しんだと伝えられている。
- 広まり方
- 1984年の『美濃民俗』に掲載された川出由太郎「山姥雑考」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県本巣市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ