いといがわのやまんばとつづみたきのおとくらべ
糸魚川の山姥と鼓滝の音比べ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 湧き水で髪を洗う山姥が都の婆との鼓滝の音比べに勝つ話と、明誓上人が焼き石を食べさせて退治する話の二つが伝わる。
- 細部
- 糸魚川には山姥にまつわる話が二つ伝わっている。ひとつは、湧き水のほとりで髪を洗っている婆がいて、夕方になるときまって姿が見えなくなるというもので、あるとき都から来た婆と山姥が力比べをした際、山姥がただ鼓を打つまねをしただけなのに、鼓滝の底から本当に音が響いたため、都の婆は自分の負けを悟って立ち去ったのだという。もうひとつは、人を襲って食らう恐ろしい山姥がいたため、明誓上人がこれを退治しようと、油で焼いた石をごちそうに見せかけて食べさせたところ、山姥は腹の中を焼かれて苦しみ、川に身を投げて溺れ死んだという話である。
- 広まり方
- 1982年の『とやま民俗』所収「伝説,小地名」、および1999年の『昔話伝説研究』所収、鈴木菜穂の記録に基づく。
- 地域
- 新潟県糸魚川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ