やまのこえ
山の声
国内
場所・異界
- どんな話か
- 山の神を祀る日に竹をたくさん採ろうとした人が山から戻らず、山自体が「返さない」と告げたという話。
- 細部
- 西彼町では、山の神を祀る特別な日に山へ入ることを固く戒めている。ある人がこの日に竹をたくさん採ろうと考えて山に入ったところ、日が暮れても帰ってこなかった。心配した村人たちが山へ探しに入ると、姿は見つからず、山そのものから「返さない」という声だけが響いてきたという。人を飲み込んだまま姿を見せない山の恐ろしさと、決められた日に山へ立ち入ってはならないという戒めが、この一言に凝縮されている。
- 広まり方
- 1972年の民俗採訪『長崎県西彼杵郡西彼町旧亀岳村』(國學院大學民俗学研究会)に記録がある。
- 地域
- 長崎県西海市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ