うえだのやまにあらわれるようかいたち
上田の山に現れる妖怪たち
国内
場所・異界
- どんな話か
- 山に出るものとして狐・狸・一つ目小僧・天狗・山犬など十種以上が挙がった俗信の記録。
- 細部
- 県史の俗信調査では、山に何が出るかという問いに対して土地ごとに異なる答えが集まっている。最も多く挙がったのは狐で、次いで狸が並ぶ。ほかにモモッカあるいはオモッカと呼ばれるもの、ヒトツメコゾー、ヤマコゾー、カゼコゾーといった小僧の姿をとるもの、天狗、あまのじゃく、大蛇を指すウワバミ、山犬、灯りとして現れるチョーチン、カシと呼ばれるものが記録された。獣・小僧・光り物・天狗という異なる系統が同じ山という場所に重ねられており、山を人の領域の外側として捉える感覚が広く共有されていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第10編民俗知識、小林寛二・巻山圭一による俗信の妖怪の項に収められている。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ