やまぐちのやまんばのあしあとときょせき
山口の山姥の足跡と巨石
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 山姥にまつわる伝承が複数残り、足跡とされる赤土の露出や、川をせき止めようとして残した巨岩などが伝わる。
- 細部
山口市内には山姥にまつわる言い伝えがいくつも点在している。峠道の中腹などには、そこだけ芝草が生えず赤茶けた土がむき出しになった一角があり、これは山姥が歩いた跡だとして山姥の足跡と呼ばれてきた。また、鳴瀧川の流れをせき止めて海に変えてしまおうと、山姥がひと晩がかりで大岩を積み上げていったものの、作業を終える前に夜が明けてしまい、結局は成し遂げられなかったとする話もある。
途中で積まれたまま残された岩は、今も重岩などと呼ばれる巨岩として各所に残っている。このほか、余所から苦労して運んできたものの、あまりの重さに途中で置いていったとされる山姥の捨石と呼ばれる大石も伝えられており、怪力を持つ女性的な巨人として山姥が語られてきたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1927年の『民族』所収、小川五郎「周防長門の大人遺跡」、および1933年の『ドルメン』所収、同「防長伝説民譚集一」に記録がある。
- 地域
- 山口県山口市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ