とざわのあしなかをうばいかえすやまんば
戸沢の足半を奪い返す山姥
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 山で拾った足半を山姥に取り返されたという戸沢村の話から、山姥は雲のような大女だと噂されている。
- 細部
- 戸沢村に伝わる山姥の話。山中で大きな足半という履物が落ちているのを見つけた者が、山姥の持ち物かもしれないと思いながらも持ち帰ったところ、翌朝になって恐ろしい声で「返せ」と呼びかける者があったという。八尺ほどもある広い桟の間にその足半を置いてみると、外からは熊を思わせる太い手が伸びてきて、履物をつかみ取っていった。この一連の出来事から、山姥とは雲を思わせるほどの大女ではないかと村人の間で噂されるようになったという。
- 広まり方
- 1975年の『季刊民話』に掲載された武田正・大友義助「最上川物語」に記録がある。
- 地域
- 山形県戸沢村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ