やまんば
山姥
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 山小屋で木こりの血を吸った山姥の正体は年老いたヒキガエルで、別の話では大岩で髪を乾かす山姥の姿も伝わる。
- 細部
- 香川県高松市に伝わる山姥の話である。ある晩、六人の木こりが山小屋に泊まり込んでいたところ、そこへ一人の山姥が入り込んできて、眠っている木こりたちから次々と血を吸い始めた。ただ一人だけ眠らずにいた男がとっさに斧を振るって斬りつけると、山姥は血を流しながら小屋の外へ逃げ去っていった。夜が明けてから血の跡をたどっていくと、その先には年経たヒキガエルが息絶えて横たわっていたという。また東植田町と菅沢町の境にある大岩は、ハチゾウ岩あるいはハチオ岩と呼ばれており、ここでは洗い髪を乾かす山姥の姿が見られたと伝えられている。もし振り向かれて姿を見られでもしたら恐ろしいというので、そこを通りかかる者は皆足を速めて通り過ぎたという。
- 広まり方
- 1989年の『香川の民俗』所収、北条令子「たかまつの昔話」、および1985年の『香川県史 民俗』所収、同氏の記述(第二章第八節、地名の起こり)に記録がある。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ