さかえむらのさんまいのふだとやまんば
栄村の三枚の札と山姥
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 宿を貸した老婆が正体は山姥で、小僧が和尚の札三枚で逃げのびたと語られる昔話。
- 細部
- 山へ出た小僧は、和尚から渡された三枚の札を懐にしていた。作業が長引いて日が暮れ、通りかかった老婆の家に一夜の宿を求めるが、その老婆こそ山姥であり、小僧を食おうと狙っていた。追い詰められた小僧は札の力で難を逃れ、どうにか寺まで戻り着く。後を追ってきた山姥は和尚の言葉に乗せられ、池へ落とされて命を失った。危機を退ける呪具としての札と、知恵で怪異を始末する和尚という、昔話の型がよく残された一話である。
- 広まり方
- 1973年の『信濃』に載る浅川欽一の報告、斎藤はまの語りを採録した信州の昔話の連載第三回に見える。
- 地域
- 長野県栄村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ