いわきのやまなりとゆきだおれ
いわきの山鳴りと行き倒れ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 月夜の真夜中、旅人が行き倒れた場所を通ると山鳴りがし、木材を転がすような音がしたと語られる。
- 細部
- 月夜の深夜、昔ここで旅の者が力尽きて命を落とした地点にさしかかると、山鳴りという不気味な音が響くのだという。あるときは木材や石を転がすような音が聞こえたため、音のする方へ上がっていくと、それだけで音がおさまったといい、死者の記憶が地形の音として現れる怪異として田人町で語られている。行き倒れという不幸な死に方をした者の存在が、地形そのものに刻まれたかのように語られている点が特徴的である。
- 広まり方
- 1956年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による福島県石城郡田人村の調査記録に基づく。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ