やまだいけ
山田池
国内
場所・異界
- どんな話か
- 初盆の花を摘もうとした兄弟が睡蓮に誘われて溺れ、三年後の盆にも少女三人が命を落としたという池。
- 細部
- 元治元年の春、両親を亡くした兄弟が初めての盆に供える花を探して歩いたが、めぼしいものが見つからない。人が恐れて近寄らない山田池のほとりで美しい睡蓮を見つけ、喜んで手を伸ばした。ところが花は摘もうとするたび池の中ほどへ遠ざかっていく。泳げないまま追った二人は行方を絶ち、三日後に亡骸で見つかった。その死から三年目の盂蘭盆にも、花を採りに来た少女三人が同じように命を落としたと伝わる。水辺が盆の時季に人を招くという畏れが色濃い。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』所収、望月治州の信州水の伝説に記録がある。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ