やまぶしづか
山伏塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 姫と契った家臣が山伏の姿で落ちのびて客死し、葬られた塚に旅僧が霊験を感じたという話。
- 細部
- 主家の姫と情を交わした家臣がいた。露見を恐れた男は山伏の身なりに変えて土地を離れたが、落ちのびた先で命を落とす。遺骸は葬られ、残された女は髪を下ろして尼になったと伝えられる。塚はその後も残り、終戦の後にここを通りかかった旅の僧が何かを感じ取り、西の方角へ向かって念じるようにと言い置いて去っていったという。中世風の悲恋譚と、近い時代の目撃談とが一つの塚の由緒として重ねられている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、萩元義房「千代の伝説」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ