やまぶしのれいげん
山伏の霊験
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 没落しかけていたある家に食料を求める山伏が現れ、最後の食べ物を分け与えたところ家運が上向いたと語られている。
- 細部
- 犬山のある家には、守り神と童子の加護によって末永く栄え続けるという言い伝えが残っている。かつてその家が没落しかけていたころ、見知らぬ山伏が訪れて食べ物を求めた。手元にはもう残りわずかしかなかったが、家の者が最後の食料を惜しまず与えたところ、それを境に家運は上向きに転じていったという。この山伏の正体は神の化身であり、家の再興に必要な何らかの知恵を授けていったのだろうと語り伝えられている。困窮の中での施しが福運に転じるという教訓譚である。
- 広まり方
- 1947年刊『民間伝承』所収、市橋鐸「守り神」に記録がある。
- 地域
- 愛知県犬山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ