やまぶし
山伏
国内
場所・異界
- どんな話か
- 山伏が溺死した池では城跡からお櫃や甑が転がり落ちる怪異が続き、池の小島に霊を祀って供養したという。
- 細部
- 香川県高松市東植田町、戸田城の跡近くに山伏池と呼ばれる池がある。かつて一人の山伏がこの池で溺れて命を落としたことから、この名がついたのだという。その後、この池のあたりでは不思議な出来事が相次いだ。城跡の方角から、飯びつがころころと転がり落ちてきたかと思えば、蒸し器の甑までもがまくれ落ちてくるということが繰り返されたのである。村人たちはこれを溺れ死んだ山伏の霊のしわざと考え、池の中に浮かぶ小島に山伏の霊を祀り、手厚く供養することでようやく怪異は治まったと伝えられている。
- 広まり方
- 1985年の『香川県史 民俗』所収、北條令子の記述(第二章第八節、地名の起こり)に記録がある。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ