いなのむちゅうのやまぶしとのつなひき
伊那の夢中の山伏との綱引き
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 夢に現れて子を奪おうとし、綱引きに敗れると子が死んだという高遠の怪異。
- 細部
- 信州高遠に子沢山の家があった。子が病みつくたび、親の夢にこの行者が姿を見せて子を連れ去ろうとする。夢のなかで引き合いになるが、押し負けそうになったところで目が覚め、そのたびに子は命を落とした。同じことが幾度も繰り返されたのち、末の子が病んだときも同じ夢を見たが、このときは行者を引き勝った。すると子は快方に向かったという。夢中の力比べが生死の分かれ目になるという筋立てである。
- 広まり方
- 1974年刊の『日本随筆大成第二期』所収、神谷養勇軒の『新著聞集』に記録がある。
- 地域
- 長野県伊那市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ