やまびとのじゅうきょ
山人の住居
国内
場所・異界
- どんな話か
- 神主が山の中で山人の住まいらしき折敷を見つけ、恐ろしくなってそのまま引き返したという話。
- 細部
- 北秋田市の山中に伝わる話である。ある神主が山奥へ分け入ったところ、人が暮らしているような気配のする場所に折敷(食器を載せる浅い盆)が置かれているのを見つけたという。人里から離れたそのような山中に生活の道具があること自体が不気味であり、これはきっと山人の住まいに違いないと直感した神主は、恐ろしさのあまりそれ以上奥へ進むことをやめ、そのまま引き返してしまったと語り伝えられている。山人の姿そのものではなく、その生活の痕跡だけが語られる点が特徴的である。
- 広まり方
- 1986年の『秋田民俗』に掲載された佐々木辰郎「『山人』と『かくれ里』」に紹介されている。
- 地域
- 秋田県北秋田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ