るりじのやくしにょらい
瑠璃寺の薬師如来
国内
場所・異界
- どんな話か
- 落馬の後に目が見えなくなった源頼朝が、薬師の前で下馬を怠った非礼を詫びて視力を取り戻した話。
- 細部
- 源頼朝が忍びで信濃をめぐっていたとき、落馬したのちに目が見えなくなった。神仏の障りではないかと問うと、西へ一里ほど進んだ先に薬師如来を祀る大島山瑠璃寺があり、その門前では必ず乗り物を降りねばならない決まりだと教えられた。頼朝は詫びのしるしとして鎌倉の館の桜を献じると誓い、その証しに山桜の枝を一本地に挿した。すると目は再び見えるようになったという。下馬の作法を怠った罰と、その解き方を説く縁起になっている。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、植物の伝説・桜の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県高森町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ