いなのきがんでわれたおおいわ
伊那の祈願で割れた大岩
国内
場所・異界
- どんな話か
- 用水を阻んだ大岩が、祈願の翌朝に自ら二つに割れていたという高遠の霊験譚。
- 細部
- 高遠の城主が城内へ水を引くための流れを開こうとしたところ、荊口のあたりで巨大な岩に行く手を阻まれた。人の力ではどうにもならず、神仏の加護を仰ぐことにして中屋の薬師如来へ願を掛けた。すると、ある夜のうちに岩がひとりでに二つへ裂け、難なく水路を通すことができたという。土木の難工事が仏の力で開けたと語る型の伝説で、石にまつわる伝承として書き留められている。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承編、石の伝説として記録されている。
- 地域
- 長野県伊那市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ