やくどしのひと
厄年の人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 船が沈んだ原因を占うと、いずれも厄年の者が乗り合わせていたためだと出たという。
- 細部
- 朝鮮に渡っていた人が船を新造するため、日本から大工を招こうと使者と船便を出した。ところが待てども便りが届かない。不審に思って占ってもらうと、その船には厄年の者が乗っており、そのために沈んだのだと告げられた。件の船は幸い島根の沖合で他船に助けられていたが、やはり四十二の厄にあたる者が乗り合わせていたという。凶事の理由を人の年回りに求める見方がここに表れている。
- 広まり方
- 1960年の『あゆみ―郷土研究会報―』所収、森正史ほかによる「民間信仰」の報告に見える。
- 地域
- 愛媛県上島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ