わらしべちょうじゃ
藁しべ長者
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 藁三本を手に旅立った貧者が物々交換を重ね、最後は大蛇を退治して富を得たと語られる昔話。
- 細部
- 年の瀬の払いに窮した男が、わずか三本の藁だけを持って家を出る。道すがら葱を洗う女に藁を譲ると三年ものの味噌が返り、その味噌を手土産に寺へ宿を求めた。和尚は味噌を懐に隠したものの、見ていた小僧が事情を明かし、代わりに錆びついた刀を持ち出してくる。男はその夜、寺に現れた大蛇をその刀で仕留め、礼として和尚から金銭を受け取った。故郷へ戻った男は節季の勘定をすべて済ませたと結ばれる。交換の連鎖と怪異退治が一続きになっている点がこの土地の語りの特徴である。
- 広まり方
- 1968年刊の『あゆみ―忽那諸島の民俗―』のうち、森正史監修による昔話の項に収められている。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ