わんかしでんせつ
椀貸伝説
国内
場所・異界
- どんな話か
- 富瀬池に紙で必要な数を伝えると椀を貸してくれたが、割った椀を詫びずに返した家以来、二度と貸さなくなったという。
- 細部
- 富瀬池にまつわる椀貸伝説として、次のような話が伝わっている。必要な椀の数を紙に書いて池に投げ入れておくと、その数だけの椀を貸してもらえるとされていた。あるとき山口村のとある家で婚礼の支度のために椀を借りたところ、うっかり汁椀を二つ割ってしまった。ところがその家は詫びも入れずに、足りないままの数で椀を返してしまったのだという。それからというもの、池の中からは椀の数を数えるような声だけが聞こえてくるようになり、二度と椀を貸してもらえなくなってしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1982年の『加能民俗研究』に掲載された高谷重夫「皿屋敷伝説考」に記録されている。
- 地域
- 愛知県豊田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ