うみつち
海土
国内
場所・異界
- どんな話か
- 立売堀の檜物屋で朝に震動が起こり、台所に海の土のようなものが繰り返し湧き出て、天井からは粉のような土も降ったという。
- 細部
- 承応年中のある月、大坂立売堀中橋町にあった玉置右兵衛の借店の檜物屋で、朝六つ時に家が震動するということがあった。そのあと、台所の真ん中に海の底の土かと思われるようなものが湧き出しており、払いのけてもまた同じ量だけ現れるということが繰り返された。さらに天井からは粉のように細かい土が降り注ぎ、その少し前には、どこからともなく布のようなものが舞い飛んできて、この檜物屋の屋根に落ちたともいう。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成第二期』所収、神谷養勇軒「新著聞集」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ