さくのうみにでるにんぎょ
佐久の海に出る人魚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 海には人魚が出るという一言だけが、海のない土地の俗信として書き留められている。
- 細部
- どこに何が出るかを尋ねた聞き取りの中に、海の項が立てられ、ニンギョが出るという答えが残っている。この土地は海に接していないため、実際の体験に基づく語りではなく、書物や旅人の話を通じて入ってきた知識が俗信の枠に収まった形と見るのが自然である。山や川の項目と同じ調子で海が並んでいること自体が、こうした問答形式の調査で何が集まるのかを示していて興味深い。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第10編、小林寛二と巻山圭一による俗信の妖怪の節に収める。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ