ふくしまのいずみにあらわれるばていあと
福島の泉に現れる馬蹄跡
国内
場所・異界
- どんな話か
- 皇子が禊いだ泉とされる渟中太清水は、馬に乗って通ると落馬し、汲めば災いがあるという。
- 細部
- 福島市にある渟中太清水と呼ばれる湧き水は、その名の通り欽明天皇の皇子であった渟中太がこの地を訪れた際に手を洗った泉であると伝えられている。また和銅5年には羽黒権現がこの場所に現れたとも語られる。この泉の近くを馬に乗ったまま通り過ぎることは禁じられており、もし乗ったまま通れば落馬すると恐れられていた。また、正月14日や6月14日にあたる両日はこの水を汲む行為そのものが忌まれ、災いを招くとされ、この両日には泉のほとりに馬の蹄の跡が現れるのだという。これは権現様が馬に乗ってこの地に来られる証だと解釈されている。
- 広まり方
- 1967年刊行の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫の水に関する伝説の項に記録がある。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 奈良時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ