うまがいっぽんだちするところ
馬が一本立ちするところ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 志布志町には馬が急に後ろ足で立ち上がって進まなくなる、地元で忌み嫌われる場所が複数語り伝えられている。
- 細部
- 志布志町潤ヶ野には、馬に乗って通りかかると急に棹立ちになり先へ進めなくなる場所が伝わる。話者が営む養魚場の一帯もそのひとつで、村の者たちは古くから近寄りたがらない土地として扱ってきた。同じ現象は福島渡の立花迫と呼ばれる場所でも起きるとされ、田の神の祠から奥へ入った旧道が谷筋に落ち込むあたりが、とりわけ恐れられていたという。理由ははっきりしないが、馬という動物だけが異変を察知して抵抗する土地として、二か所とも語り継がれている。
- 広まり方
- 1989年の『民俗採訪』潤ヶ野特集号、国学院大学民俗学研究会「潤ヶ野 口承文芸」の聞き取りに基づく。
- 地域
- 鹿児島県志布志市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ