うじのはしひめ
宇治の橋姫
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 嫉妬に苦しんだ公卿の娘が貴船神社に7日間籠って鬼になれるよう祈願し、宇治川に21日間身を浸して生きながら鬼女に変じたという平安時代の伝説。丑の刻参りの原型の一つとされる。
- 細部
- 『平家物語』剣巻(異本系)に記される話で、恋敵を取り殺したい一心で貴船明神に7日間祈った娘に対し、神は「本当に鬼になりたければ宇治川に21日間浸れ」と告げたという。娘は髪を5つの角に分けて赤く染め、顔と体に朱を塗り、鉄輪を逆さに被って松明を灯すという姿でこれを実行し、生きながら鬼女となった。鬼となった橋姫は恋敵とその周辺の者を手にかけ、都に大きな恐怖をもたらしたと伝わる。宇治川のほとりには今も橋姫を祀る橋姫神社があり、縁切りの神として信仰されている。
- 広まり方
- 『平家物語』系統の古典文献を通じて伝わり、能楽「鉄輪」の題材にもなって現在まで語り継がれている。
- 地域
- 京都府宇治市・京都市(貴船神社/橋姫神社)
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ