うぶしみず
産清水
国内
場所・異界
- どんな話か
- 子を授かるよう八幡様に祈った地頭石塚某の妻が13ヶ月目に出産、湧き出た清水を産湯にしたという伝説。
- 細部
- 明徳のころ、地頭の石塚某という人物は、なかなか子宝に恵まれないことを嘆き、八幡様に祈願をこめた。すると妻は身ごもったものの、13か月を過ぎても子が生まれる気配がない。そこで再び山を下りて祈りなおしたところ、ほどなく無事に男の子が誕生したという。このとき、それまでなかった清水がこんこんと湧き出したため、これを産湯として用いた。以来この場所は産清水と呼ばれるようになり、生まれた男子はのちに日任上人となったと伝えられている。
- 広まり方
- 1967年の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫による水に関する伝説の記録に見える。
- 地域
- 福島県会津若松市
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ