かまくらのうぶめきゅうさい
鎌倉の産女救済
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 滑川の橋で助けを求めた産女を上人が救い、のちに安産守護の産女霊神として祀ったと伝わる。
- 細部
- 天文元年のこと、大巧寺の日棟上人が滑川に架かる橋を渡っていると、産で命を落とした女に呼び止められた。女は川を越えられず、そのうえ赤子が乳に吸いついて泣きやまないと訴え、救いを求める。上人が経を読んでやると女はいったん姿を消したが、日を置いて再び現れ、塔を建てて産に苦しむ者を助けてほしいと願い、金を託していった。上人は女を産女霊神、すなわちおんめ様として寺に祀り、以後この霊は安産を守る神として信仰されるようになった。
- 広まり方
- 1970年の『民俗』所収、大藤ゆき「安産祈願のお守り(一)」および1984年の『女性と経験』所収、中島恵子「おんめ様のことなど」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県鎌倉市
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ