うばがふところ
姥ヶ懐
国内
場所・異界
- どんな話か
- 落ちのびた一族のうち乳母に抱かれた幼子だけが助かったと伝わる土地で、小さな墓石が残る。
- 細部
- 遠山土佐守に連なる一族が領民の襲撃を受けて逃れたという話が、この地名に結びついている。追われた者たちのうち、乳母の懐に抱かれていた幼い子だけが命を拾ったと語り伝えられ、その名残として姥ヶ懐と呼ばれるようになった。現在はその場所に小ぶりな墓石が据えられており、土地の名と石が伝説を支え合う形で残っている。武家の没落を語る話が、養育者と幼児という一点に絞られて記憶されているのが特徴である。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、萩元義房「千代の伝説」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ