あめのふるた
雨の降る田
国内
場所・異界
- どんな話か
- 耕せば必ず雨になる田があり、昔そこで鬼の首が落とされた場所だと言われた。
- 細部
- この土地には、作付けをすると決まって雨が降り出すと言い伝えられる田がある。その由来として、はるか昔ここで鬼が首を斬られたのだと語られてきた。斬られたものの血や怨みが土に残り、鍬を入れるたびに天が荒れるという理屈である。人の手が加わった途端に天候が崩れるという語り口は、耕作の難しい土地や水はけの悪い区画に対する経験則が、退治譚の跡地という物語の形をまとったものと見ることができる。祟りの田として近隣で語り継がれた。
- 広まり方
- 1970年の『東北民俗』に載る和田文夫の報告、祟りの田の話(二)に記録がある。
- 地域
- 長野県箕輪町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ