つくもだに
九十九谷
国内
場所・異界
- どんな話か
- 百と数えれば鬼や蛇が現れて村が荒らされるため、必ず九十九で止める谷である。
- 細部
- 実際には百を超える谷があるのに、九十九と呼びならわす。数を改めるときも百に達しそうになったら指を二本まとめて折り、九十九で止めなければならない。もし百と口に出せば、鬼や蛇のたぐいが現れて村を踏み荒らすと恐れられた。完全な数に達することを避ける発想は各地の百物語や百段の禁忌と通じており、満ちた瞬間に境目が破れるという感覚が土地の地形の呼び名に刻まれている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』に載る原五郎の記事、喬木の伝説による。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ