とうぐうさん
東宮さん
国内
場所・異界
- どんな話か
- イボ取りに効くとされ、赤白の幟を一本先に納め、治ってから残りを納める願掛けが行われた。
- 細部
- 旧加茂村の藤之石本郷に祀られる東宮さんは、イボを落としてくれると評判だった。願をかける者は赤と白の幟を一対こしらえ、そこに自分の名と年齢を書き入れる。そのうえで、イボを取ってくれたら幟を揃えて納めますと申し上げ、先に一本だけを供える。首尾よく治ったら残る一本を礼として納め、約束を果たす。願いの前に半分だけを渡し、成就して初めて完納するという、取引めいた形をとった願掛けである。
- 広まり方
- 1961年刊の『あゆみ―西條市加茂の民俗―』所収、森正史監修の集落と村制の章(俗信仰と伝説)に記録がある。
- 地域
- 愛媛県西条市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ